いつもご利用いただきありがとうございます。
双実堂コーヒーのマスターです。
春の気配が漂う季節になり少しホッとしてます。
この時期は、卒業、就職、異動、引っ越しなど身の回りの環境が変わる方も少なくないと思います。
お店でもお世話になった方々へプチギフトを購入されるお客様がとても多いです。
ドリップバッグコーヒーは日持ちもしますし、軽くて沢山の方に配りやすいのでとても便利かと思います。
その場で簡単にラッピングもしますのでお気軽にご相談ください!
コーヒー豆ですが、パナマ ハートマンとコスタリカ ドン・オスカルがもうすぐ終売になり、ニカラグア ロス・プラセレスとブルンジ キビンゴに切り替わります。
また、とてもご好評いただきましたブラジル グロッタ・フンダも間もなく終売となり、ブラジル シティオ・ダ・トーレを販売開始いたします。
ロス・プラセレス農園は、ニカラグア中央部マタガルパにあります。
ミエリッヒさん一族が所有する複数の農園の中で最も古く、また敷地面積が最も大きな農園です。
コーヒーの生産だけでなく、牧畜で牛を育てている農園でもあります。
農園の約10%が自然保護区域の指定を受けており、森林伐採はもちろんのこと、狩猟も禁じられています。
彼ら自身も敷地の活用において野生動物の生息地となるように毎年一定規模の植林を行っています。
その分、コーヒー生産面積の縮小を意味しますが、環境生態系の維持とコーヒー生産の持続可能性を目指して、様々な生産体制の工夫がされています。
こちらの豆は浅めに焙煎してます。
プルーンやオレンジのような熟した果実感、赤ワイン、少しハーブのような風味があり、その複雑さが面白いコーヒーかと思います。
またコーヒーの温度帯によって風味の変化も顕著に感じましたので、皆さまも是非お楽しみください!
そして、昨年も販売しましたブルンジ キビンゴ。今年も美味しいです!
こちらも焙煎は浅めです。
ベリー、プラムなどやわらかく心地いい果実感、少しグレープフルーツのような爽やかな酸味、紅茶のようなエレガントな印象もあり、ニカラグア同様個性豊かなコーヒーです。
昨年と比べますと、ボディやマウスフィールに厚みがあり、全体的にすっきりというより飲み応えがありながらもマイルドなコーヒーに感じました。
そして、大変ご好評いただいておりますブラジル グロッタ・フンダのあとは、毎年販売しておりますブラジル シティオ・ダ・トーレです。今年度産のシティオ・ダ・トーレです。
私も大好きなブラジルのコーヒーですが、ブラジルといえば150年以上にわたりコーヒー生産世界一の座を守り続けているコーヒー大国です。
世界最大のコーヒー生産国であり、コーヒーの消費大国でもあります。
日本の20倍以上の国土面積、人口約2億人という南米一の大国です。
首都はブラジリアですが、計画的に遷都された都市で、リオデジャネイロやサンパウロのほうが真っ先に頭に浮かびますよね。
アメリカのワシントンやオーストラリアのキャンベラ同様、ブラジリアも首都とすることを目的に建設された計画都市です。
ブラジルの主要コーヒー産地は地球温暖化の影響などもあり年々変化していますが、現在は国の南部に集中していて、ミナスジェライス州、サンパウロ州、パラナ州などが主要な産地です。
なかでもミナスジェライス州の生産量はブラジルのコーヒー生産量の半分を占めています。
ミナスジェライス州といいましても日本の1.5倍ほどもあります。
シティオ・ダ・トーレ農園があるミナスジェライス州マンティケイラ・デ・ミナスは、質の高いミネラルウォーターの貯水池として国際的に認知されるほど自然と水資源に恵まれた土地です。
アルヴァドさんは4代目のコーヒー生産者で、2002年からスペシャルティコーヒーの生産を開始しました。
品質が良く、土着性の高い品種を選び、高品質なコーヒー生産に注力してきました。
現在、シティオ・ダ・トーレ農園はトータル95ヘクタールの敷地面積があり、新しい品種を試すための試験区画も設けて常に最良のコーヒーを目指しています。
彼らのゴールは、サスティナブルなコーヒー生産を通じて高品質なコーヒーを提供することといいます。
コーヒーは豊かな自然環境により育まれているということを強く意識し、農園内には自然保護エリアを設けており、動植物の多様性や水資源の保全に力を入れています。
人々の営みと自然環境の調和こそ持続可能なコーヒー生産を実現し、コーヒー生産の魅力だと語っています。
まだテスト焙煎をしていませんが、昨年同様熟度感が素晴らしく甘さが持続するシティオ・ダ・トーレを期待したいと思います。
今年も中深煎りにローストし、シティオ・ダ・トーレの特徴の一つである口あたりのクリーミーさをいかし、苦味はしっかりありながら上品な味わいに仕上げていきたいと思います。
是非お試しください!
これから日毎に春めいてまいります。
皆さま、どうぞ素敵なコーヒーライフをお楽しみください。